お風呂のシーズン到来!秋冬の浴室カビ対策の肝とは?

気温が下がる秋から冬にかけてのシーズンは、体の芯からポカポカ温まるお風呂が楽しみなシーズン。
しかし、そんな浴室はカビが繁殖しやすく、掃除をしてもきれいにならず悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
暑さが落ち着く秋冬はカビをあまり見かけないイメージがありますが、実は秋冬でも浴室にカビは潜んでいるのです。

浴室は湿気が多く年中ジメジメしている

浴室に生えるカビは高温多湿の環境が大好物です。
しかし、その中でもクロカビは約5~35℃までの環境であれば十分に生育が可能です。
浴室は湿度が低く乾燥しがちな秋冬でも、温かいお湯を使うので湿気が多くジメジメしている場所。
たとえ梅雨でも秋冬でも関係なく、浴室は年中湿気が85%以上と高く、十分にカビが繁殖できる環境なので、油断していると浴室がカビだらけになってしまうのです。

秋冬におすすめしたい浴室のカビ対策

換気扇を活用する

新しい住宅だと24時間換気機能がついたところが増えていますが、そうでないところは備え付けの換気扇をフルに活用しましょう。
換気扇は気温が上がる午前10時から午後2時の時間帯に回すことで、浴室に溜まった湿気を外に逃がし、カビが繁殖しづらい環境を作ってくれます。
この時間帯に換気扇を回すのが難しい場合は、朝からスイッチを入れて空気を循環させておきましょう。
換気扇はプロペラを回すのみなので、他の電化製品よりも電気代がかかりません。

また、換気扇が使えない時は扇風機や空気清浄機などを浴室の近くに持ち込んで、空気を動かすのもおすすめです。

タイルをコーティングする

浴室のタイルは本来水を弾く揮発性に富んでいる素材が使われています。
しかし、長年暮らしていると徐々にタイルのコーティングが剥がれ、一度濡れると乾くまで時間がかかるようになります。
そこからカビが繁殖していくため、タイルに撥水剤を塗って揮発性を取り戻すようにしましょう。
最近はスティックのりのように、手軽にタイルに塗るだけの商品も発売されていますので、タイル全体に塗って対策をしてください。

掃除用具をきれいにする

浴室の中でもっとも菌の数が多いのは床ですが、第2位はなんとスポンジやブラシなどの掃除道具。
浴室をきれいにするための掃除用具は実はカビや雑菌の温床になりやすい場所。
そんな汚れた掃除用具で浴室を磨いても、かえって壁や床にカビがついて清潔に保つことができません。
普段使っているスポンジは一か月に一回を目安に交換しましょう。
また、スポンジの代わりに古くなったタオルや布巾などの布で、浴室を掃除するのもおすすめです。
スポンジよりも細かい部分まで拭き取れますし、水分も残りにくい上、毎日洗濯できるので清潔に使えますよ。
換気や掃除方法に気をつかっていてもカビが繁殖するときは、このように掃除用品を見直してみてはいかがでしょうか。

まとめ

寒くなる秋冬でもしっかりカビ対策をしないと、気付かないうちに浴室中にカビが繁殖してしまいます。
浴室に溜まった湿気を取り除くためにも、毎日換気扇を使って浴室全体を乾燥させてあげましょう。
また、掃除用品など浴室に置いてある道具も清潔に保つのも、カビの発生を抑えるポイント。
浴室を清潔に保って、お風呂タイムを心からリラックスして過ごしたいですね。

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