新しい洗濯表示の読み方(クリーニング編)

おしゃれ着など、衣類の素材によっては家庭での洗濯ができないものもあります。
このような衣類は、ご家庭ではあまり関係ないと考える人もいるかと思いますが、中にはクリーニング店でも簡単に洗えないものもあるので気を付けましょう。
今回は、新しい洗濯表示の中でもクリーニングの読み方を1つ1つご説明します。

ドライクリーニングのマーク

ドライクリーニングとは?

ドライクリーニングとは、水を使わないで衣類を洗濯する方法です。
その代わりに、有機溶剤という専用の液体を使って洗うプロの洗濯方法です。
最近ではおしゃれ着でも自宅で洗えるドライ衣類用の洗剤も発売されていますが、こちらはあくまでも水で洗った時の型崩れを最小限に抑えるためのもの。
ドライ衣類用の洗剤ではきれいに洗えないものもあるため、必ず表示を確認してクリーニング店で洗ってもらいましょう。

ドライクリーニングマーク一覧

image001

・パークロロエチレン、石油系溶剤を使ったドライクリーニングが可能。

image003

・パークロロエチレン、石油系溶剤を使った、弱いドライクリーニングが可能。

image005

・石油系溶剤を使ったドライクリーニングが可能。

image007

・石油系溶剤を使った、弱いドライクリーニングが可能。

image009

・ドライクリーニングができない。

 

※自宅での「弱いドライクリーニング」は、できるだけ洗濯時間を短くしたり、ドラムを回転させなかったりして、衣類への負担を減らす方法があります。
とは言っても、ドライ衣類用の洗剤で水洗いしているため、自宅で洗うと型崩れや縮みが起きることがあるため、できればクリーニング店へもっていくのがおすすめです。

ウェットクリーニング

ウェットクリーニングとは?

ウェットクリーニングとは、本当はドライクリーニング向きの衣類に水を使って洗濯する方法のこと。
ドライクリーニングは、溶剤を使って洗うため汗や何かをこぼしたときのシミなどの水溶性の汚れを取り除けません。
そのため、このような汗ジミをきれいにするにはウェットクリーニングが必要なのです。
このウェットクリーニングは、水で繊細な素材を洗う高い技術が必要ですので、クリーニング店での洗濯となります。
これまではドライクリーニングのみのマークでしたが、今回からウェットクリーニングのマークが追加されたのでぜひ覚えておきましょう。

ウェットクリーニングのマーク一覧

image011

・ウェットクリーニングが可能。

image013

・弱いウェットクリーニングが可能。

image015

・非常に弱いウェットクリーニングが可能。

image017

・ウェットクリーニングができない。

まとめ

新しい洗濯表示は、より細かく分類されて数が倍近くになりました。
見慣れないうちは、どんな風に洗濯をすればいいのか迷ってしまいますが、以前よりもその衣類にあった方法でお洗濯がしやすくなっています。

特に私たちが毎日行う家庭洗濯のマークは、水温や洗い方の強さなどについて、しっかりと覚えておきましょう。
衣類の中には家庭洗濯ができないものもあるため、洗濯する前は必ず洗濯表示マークをチェックして、正しい方法で大切な洋服を洗ってくださいね。

このエントリーをはてなブックマークに追加